年末のこの時期は例年と変わらず、忘年会や年度末納品プロジェクトの打ち合わせなどに大忙しな時期ですがいかがお過ごしでしょうか。

今回は、Movable Type Advent Calendar 2017 - Adventar 11日目の記事となります。

久しぶりのブログ再開のきっかけでもあるので、今年の11月に譲り受けたUploaderの新バージョンについて開発中ではありますが、ご紹介したいと思います。

Uploader for Movable Type はステージング機能を構築できるプラグインです

Uploader for Movable Typeは、今年11月1日にアイデアマンズ社から譲受け、開発・販売・サポートを引き継いだ、サーバ間のファイル同期を実現するプラグインです。

公開サーバに動的プログラムやMovable Typeを起きたくない場合などに、ステージング環境で確認したページを公開サーバへ同期するために使われます。
Movable Type Advancedには標準機能としてついていたり、PowerCMS、MTCMSなどにも機能としては装備されていますが、
単機能の製品としてはあまり多くなく、アルファサードさんのPowerSyncが代表的かと思います。

cherry-pickのお客様からもよく求められる機能ですが、Uploaderは当時の機能としてはまだなんとかなったけど、現在だと機能が足りないところがあるので仕様から見直して再開発することにしました。

ステージング環境、公開環境の設定

CMS環境で表示確認をして、公開サーバへ配信することしかできませんでしたが、CMS環境で書き出したファイルをステージング環境へ配信し、動作検証を行ってから公開環境へ同期することができます。

同期先として、サーバ上の別ディレクトリへのコピーができますし、リモートサーバを配信先として設定することができます。

差分ファイルのみを同期する

新しく更新された記事・ウェブページに関連する画像・ファイルのみを対象とするため、ファイル転送量をできるだけ落とすようになっています。
もちろん、下書きにされた記事・ウェブページは配信先から削除されます。

同期対象ファイルを除外

配信先サーバに届けたくないディレクトリ、ファイルがサーバ上にあるときは、そのパスを指定すると除外することができます。
また、拡張子による除外も可能です。

複数の配信予約設定

現行のUploderでは1つの配信予約しかできないのですが、同時に将来のバージョンを複数作成して配信予約をしておくことができです。
たとえば、1日だけ限定のプレゼントキャンペーンページがあり、翌日には「終了しました」というページを出したい場合など、
事前に表示確認をして配信準備をしておくことで、夜中や土日祝日などの対応も安心です。

ウェブサイト/ブログ単位で配信管理

ウェブサイト/ブログごとに配信管理ができるので、コンテンツごとに管理者を設定できます。

配信権限の管理機能

Uploaderでは、ブログ管理者が配信できるようにしていましたが、編集者の方がコンテンツ配信することも増えているため、権限を独立して設定できるようにしています。

ASCIIモードへの対応

自分でもあまりASCIIモードは使わないのですが、最近お客さんからご要望いただきましたので対応することにしました。

販売時期と価格について

絶賛開発中で販売時期と価格は未定ですが、2018年1月中のリリースを計画しています。
すでに年度末に向けてご提案のためご購入依頼をいただいておりますので、導入をご検討されている方はぜひお問い合わせください。

現行の「Uploader for Movable Type」も絶賛発売中ですので、ご提案の際にご検討ください。

(おまけ)お役立ちプラグインのご紹介

自社製品のPR的になってしまいましたので、この記事をご覧になるであろうWeb制作をされている方向けに、CMS設計書などドキュメントの作成を楽にするMTプラグインを公開していますので以下の記事もご覧いただきお役立ていただけたら幸いです。

Movable Typeのシステム全体のテンプレート一覧をCSVダウンロードできるプラグインDocument
/blog/movable-type/mt-document.php