このブログは「Movable Type Advent Calendar 2022」22日目の記事です。

毎年プラグインの話を書いているのですが、今回は近年で開発したプラグインをいくつかご紹介できればと思います。

※ダウンロード時点で「ソフトウェア利用規約」に同意いただいたこととなりますので、必ずご一読ください。

1. カテゴリセットのカテゴリでカスタムフィールドを使えるプラグイン

更新データの種類として、記事を使うか、コンテンツタイプを使うかどうか、で悩まれてきた方も少なくないのではないかと思うポイントの1つ。 標準機能で「カテゴリセットでカスタムフィールドが使えない」という点です。

こちらは本ブログでも過去に記事として公開して、プラグインも無償でご提供しています。今年だけでも延べ200ダウンロードを超えてご利用いただいている隠れた人気プラグインです。
img-categorysetfields.png

先日シックス・アパートさんが開催されたMovable Type 8のミニセミナーでも質問に上がっていたので改めてご紹介させていただきます。
以下の記事も参考にお試しください。

「カテゴリセットでカスタムフィールドは使えません」とは言わせません!CaetgorySetFieldsプラグイン

2. コンテンツタイプのコンテンツタイプフィールドで、同種のデータを選択できるプラグイン

コンテンツタイプを使った運用で、おすすめコンテンツや関連記事を手動で設定する場合、使えず困るのが同種のコンテンツデータを選択肢として選べない「コンテンツタイプ」フィールド。

埋め込みのレコメンドサービスを使えばいいというケースも多いですが、手動設定が必要、費用を掛けたくない、といった要望に応える必要があるケースも少なくありませんよね。

こちらも以下のプラグインをインストールしていただくと、選択可能となります。

「ContentTypeEx for Movable Type」(無償ソフトウェア)

3. コンテンツタイプのWYSIWYGでも定型文を使うプラグイン

予算が潤沢にあればFreeLayoutCustomFieldやMTAppjQueryでカスタマイズするし、ブロックエディタで更新しやすくはなったけど、「デザインを再現したい」、「なるべくシンプルに更新できるようにしたい」、といったときに、「定型文」を使いたい場面はまだまだあります。

が、コンテンツタイプのWYSIWYGでは定型文が使えず、困って結局記事での運用にしてしまった、なんて事はありませんか?

なんと、このプラグインを入れるだけで、コンテンツタイプのWYSIWYGでも定型文を使えるようになるんです!
使い方は記事の定型文と同様で、WYSIWYGにボタンが追加されてそのまま利用できるため、かんたんです。

「FormattedTextOnContentType for Movable Type」(無償ソフトウェア)

4. htmlソースの見出しタグから目次情報を自動収集して出力できるプラグイン

豊富なコンテンツ量のページなどでは欠かせない目次ですが、CMSで運用しようとすると目次を手動で設定するなど涙ぐましい運用が必要になることがあります。

目次を自動生成する方法もいくつかあるかと思いますが、今回はプラグインの機能で、コンテンツのhtmlソースコードを解析し、<hX>の見出しタグを自動抽出し、その情報をMTタグで任意のデザインにて出力します。

こちらは「AutoIndex for Movable Type」というプラグインで実現します。

img-autoindex-source.png

出力するソースコードを丸っとプラグインで追加されるMTタグで括ると、<hX>タグを解析し、それらの内容をループで階層を考慮しながら出力しつつ、<hX>タグには目次から飛べるようにアンカーも自動で付与してくれる便利な機能になっています。

5. 再構築後にページのリンクチェックレポートを送信するプラグイン

Movable Type Premiumには標準機能としてついているリンクチェック機能ですが、既存CMSへの導入など単体機能として新たに取り入れたい場合は選択肢としてご検討いただけるかと思います。

この機能を実現する「LinkChecker for Movable Type」は、管理画面からリアルタイムにリンクチェックを行い、結果をレポートします。
img-linkchecker-merge-1400.png

編集画面でチェック結果の参照もできるため、確認しやすいかと思います。
現状は詳細ページのみ対象のため、Uploaderの関連ファイルの自動検出機能の応用で、時間をなるべく掛けず最低限の関連ページのリンクチェックも可能ではないかと思いますが、予定は未定です。

6. 記事の同時編集してるユーザーを教えてくれるプラグイン

同じ記事を同時に更新してデグレが発生!なんてことがあると気持ちが萎えます。

5秒に1度、お互いの編集画面を開いているかどうか共有しあうことで同じ記事編集画面を開いているユーザーを教えてくれるので、気づいた瞬間にSlack、Chatwork、Teamsなどで連携して事故を防ぐ役目を果たしてくれます。

img-guardian-merge.png

7. カスタムフィールドで添付したExcelの表を再現するプラグイン

CSVは便利で不便な形式で、少し複雑な情報を管理するとその役割を果たさなくなってしまい、頭を抱えた経験がある方は私だけではないはず。。

「CMSで項目管理するには細かく情報が多すぎるし、Excel自体をCMS以外の情報管理でもそのまま使いたい」

そんなケースで活躍するのが、Excelファイルを添付すると、テンプレートの再構築で、Excel内の表を再現するプラグインです。(まだ正式な名前はありません。)

Excelタイプのカスタムフィールドを追加しExcelファイルをアップロードすると、Excel内の値のある範囲のセルの値やセルの結合情報を使って、MTテンプレートでhtmlのテーブルで再現することができます。
多様な種類、仕様、価格帯があるような製品などに便利です。

CPANモジュールの都合で、インストール版でしかご利用いただけないものの、そのパワフルさは絶大でご提案の幅がグッと広がる事間違いなし!

8. WebP画像を生成するプラグイン

昨年のAdvent Calenderでもご紹介し、今年に入ってからお問い合わせも多くいただいていた「WebPfy for Movable Type」のご紹介です。

画像アセットをMT管理画面から手動で、もしくはアップロードした先から自動でWebPファイルを生成する機能をご提供します。
Core Web Vitals/表示速度改善や画像のトラフィック量の削減などにご活用いただけます。

img-webpfy-merge.png

AVIFなど他の形式の画像もあるしプラグイン名どうしよう、と悩んだものの、わりと耳心地も悪くないなと思い、開き直ってそのまま出すことにしました。
機能や詳細な使い方は以下のページにてご紹介しておりますので、以下のリンクも合わせてご参考ください。

先日公式に発売させていただき、60日間無料でお試しいただけますので、ご興味ある方は以下よりご連絡ください。
(先行導入いただいた皆様、ご協力ありがとうございました!)

最後まで読んでいただきありがとうございました。今後も色々とお役立ち機能をご提供していけたらと思います。