インターンのかなはまです。
今日はソーシャルリクルーティングサービスのログインの際に必要な情報(API)を調べました。
これらの情報(API)はサービスをパーソナライズしたり、友達とつながりを持たせたりする為に必要な情報です。
まずは各サービスがアクセスを求めているAPIの一覧です。
「公開プロフィール」、「友達リスト」、「メールアドレス」はすべてのサービス共通です。ソーシャル連携サービスには必須の情報ですからね。
簡単に補足すると、「公開プロフィール」とは名前、ユーザーID、ユーザーネーム、プロフィール写真、性別、ネットワークの情報、年齢層、言語、国の情報、公開にしているその他の情報(公開設定をした投稿など)のことです。
APIがサービスの何に使われているかは公表されていませんが、各サービスのついて考察していきたいと思います。
各ソーシャルリクルーティングサービスのAPI
Wantedly
会社からのアプローチを待ったり、自分からアプローチを掛けることで、気軽に会社訪問に応募することができるというサービスです。7/6現在、DeNAやサントリーなど1310社が利用しています。
Wantedlyが取得しているAPIはこちらです。
【考察】
公開プロフィール、友達リスト、メールアドレス、誕生日、学歴、職歴、居住地はサービスの「マイプロフィール」にあるから必要な情報ですね。
「いいね!」はプロフィールには直接は反映されていませんがですが、ユーザーの興味や関心を知るため取得しているのではないでしょうか?
JobSahre
求人をソーシャルメディアでシェアし、自分のシェアで友人が採用されたらお礼金がもらえるというサービスです。
【考察】
公開プロフィール、友達リスト、メールアドレス、誕生日、職歴、学歴、紹介は登録やプロフィールで必要になります。
「ウェブサイト」はプロフィールに「関連リンク」という項目があり、自分のサイトなどを登録できる機能があるため、取得しているのでしょう。
「いいね!」や「ニュースフィード」の情報からは、ユーザーの興味などを取得していると予想されます。
友達の情報に関しては居住地、写真、紹介を取っています。
Forkwell
Forkwellは自分のスキルを登録することができる、クリエイターの為のSNSです。
姉妹サイトのForkwell Jobsという転職サービスでは、Forkwellに登録したスキルをもとに自分にあった仕事を絞り込むことができます。
【考察】
全サービス共通の「公開プロフィール」、「友達リスト」、「メールアドレス」を除けば、取得APIは「職歴」、「紹介」のみとシンプルです。
特徴は「学歴」や友人についての情報を取っていないこと。あくまで自分のスキルベースのサービスなので、必要はないのでしょう。
SOCRUITE.ME
facebookを利用することで、気になる企業との距離を可視化するサービスです。
可視化には以下の4つの方法があります。
1.自分の「友達」や、「友達の友達」に社員がいるか
2.社員の人とあなたの共通のFacebookの「いいね!」
3.自分と同じ出身地の社員
4.企業アカウントに訪問したユーザー
【考察】
上記の通り「友達リスト」、「出身地」、「いいね!」はサービス設計上、マッチング制度を高める為に必要不可欠なデータですね。ちなみに「出身地」と「趣味・関心」の情報を取っているのはSOCRUITE.MEだけです。
その他はすべて基本的なAPIとなっています。友達に関するAPIも取っていません。
ViViViT
エンジニア・デザイナー学生と企業をつなげるサイトです。就活だけでなく、インターンやアルバイトの応募にも使えます。自分の作品やスキルを登録し、「お気に入りリスト登録」や「話したいボタン」を通じて採用担当者と学生が双方からアプローチをかけることができます。
【考察】
氏名、メールアドレス、生年月日、性別を入力すればfacebook連携をしなくても登録可能です。その為取得している情報は非常にシンプルです。今回調べた中では取得APIは最小でした。
enTreeWorks
enジャパンが運営するサービスです。今回紹介する中では唯一facebook上で動くサービスとなっています。「人脈づくり」をサポートしてくれるサービスです。建前上は転職希望者向けですが、友人のネットワークを通じてどの企業とがっているかが可視化されますので、非転職希望者が利用しても面白いアプリだと思います。
【考察】
本人に関するAPIは転職サイトとしては登録やプロフィール上、基本的なものばかりでした。
本人の居住地は取らないのに友達の居住地を取っているのはなぜなのでしょう。
Biz-IQ
こちらはfacebookじゃなくても登録できるタイプのサービスです。
リクルートの子会社が運営するビジネスSNSです。正確には「ビジネスネットワーキングプラットフォーム」で、ソーシャルリクルーティングサービスと言うよりは、人脈形成に使うツールです。日本版リンクトインといったところでしょうか。
【考察】
「公開プロフィール」、「メールアドレス」、「誕生日」、「職歴」、「学歴」はサービスへの登録・プロフィールに活用する為に使っていると考えられます。
大きな特徴としては、唯一チェックイン、写真、動画を取っていることです。これらのAPIをBiz-IQが何に利用しているかは分かりませんが、チェックインなどは統計情報として利用するサービスも多いようです。
Grrefer
最後は、SREが運営するGrreferです。自分がシェアした求人で採用が決定すると、紹介者・転職者ともに10万円もらえるサービスです。話題のリファーラルリクルーティング(人づて採用)サービスとなっています。
取得APIは一番多い結果となりました。基本的にはユーザー本人と友達のAPIは同じものになっています。
ソーシャルリクルーティングAPIまとめ
各サービスが取得するAPIはマッチング制度を高めたり、登録をかんたんにしたりする為に必要なものと、ユーザーの統計情報として使うものの2種類があると思います。でも実際のところ、なんとなく取ってるという場合もあるかもしれませんね(笑)
自社でソーシャル連携サイトを作る際は参考にしてみてください!
ソーシャル連携サイトについてはさらに詳しく知りたい方はこちらもご覧ください!