かなはまです。ここ数年、「オウンドメディア」や「トリプルメディア戦略」がWEBマーケティングのキーワードとなっています。今日は基本から、実例まで紹介していきます!

トリプルメディア戦略とは?

トリプルメディア戦略とは、ペイドメディア、アーンドメディア(ソーシャルメディア)、オウンドメディアの3つのメディアを駆使してWEBマーケティングをする手法です。
まずは3つのメディアについて説明します。

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①ペイドメディア

文字通り、お金を払って利用できるメディアのことです。テレビCMなどのマス広告や、リスティング広告が含まれます。多くの消費者にメッセージを届けられるというメリットはありますが、一方的な広告メッセージを信頼する人は少なくなってきています。


②アーンドメディア(ソーシャルメディア)

主にTwitterやfacebookといったソーシャルメディアのことを指します。消費者が中心となるアーンドメディアでのクチコミは信頼性が高い反面、企業がコントロールすることは難しいので注意が必要です。


③オウンドメディア

自社が所有するメディアのことです。例えば、企業のカンパニーサイトやブログがあげられます。コンテンツを自由に作れますが、他の2つより、多くの人に訴求するのが難しいメディアです。

これら3つのメディアの長所と短所をうまく補いながら、マーケティングをすることがトリプルメディア戦略なのです。

なぜ今、オウンドメディアなのか

数年前まで、企業にとってメディアといえばペイドメディアが中心でした。また、最近はソーシャルメディアを使えば、企業も低コストで情報発信をすることができるようになりました。
しかしテレビCMや新聞広告では時間や枠が制限されていますし、twitterも140文字に限られています。これだと外部のプラットフォームに依存したコンテンツしか発信できません。
それ対して、自社で完全にコントロールできるのがオウンドメディアです。
オウンドメディアをトリプルメディア戦略のハブにすることで、顧客とのコミュニケーションの最適化を図ることができます。
これからのWEBマーケティングにおいては、ペイドメディアやソーシャルメディアで拡散し、その中から興味を持ってくれた人をオウンドメディアに呼び込む戦略が重要になってきています。
スマートフォンの普及も手伝いペイドメディアに多くのコストを掛けなくても消費者にメッセージを届けることができるようになったため、ソーシャルメディアとオウンドメディアをマーケティングの軸にしている企業も多いです。

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オウンドメディアでできる4つのこと

①ブランディング

オウンドメディアではコンテンツを自由に作ることができるので、ブランディングに最適です。日本コカ・コーラは自社のサイトをブログ化してしまっています。コカコーラのブランドストーリーを語るほか、料理のレシピやサッカー元日本代表の三浦知良選手のインタビューを掲載し、読み物としてもおもしろい内容になっています。ストーリーの中にさりげなくコカ・コーラ製品を登場させているので、宣伝感がなくいやらしさを感じません。自社らしさを出す事は大切ですが、製品・サービスを押しつけないように気をつけましょう。

②顧客とのコミュニケーション

ケンタッキーフライドチキンでは、オウンドメディアでブランドムービーを配信し、ユーザーがコメントを投稿できるようになっています。さらに、ケンタッキーを食べている時のsogoodな瞬間の写真をfacebookに投稿する「sogoodキャンペーン」を展開し、オウンドメディアとソーシャルメディアを組み合わせています。


③来店誘導

日本マクドナルドのトクするケータイサイトでは、ユーザーにクーポンを配信しています。スマートフォンの位置情報を利用して近くのマクドナルドが調べることができ、クーポンと組み合わせて来店へのハードルがぐっと下がる仕組みになっています。


④顧客間のコミュニケーション

花王が運営するコミュニティサイト「GO GO pika★pika MAMA」ではお母さんたちが家事や育児に関する情報を気軽に共有できるコミュニティが作られています。サイトにはfacebookやtwitterを利用してログインできる、「ソーシャルログイン機能」が搭載されているので、登録に手間がかからない様になっています。

オウンドメディアとトリプルメディア戦略まとめ

●トリプルメディア戦略とは、ペイドメディア・アーンドメディア(ソーシャルメディア)・オウンドメディアの3つのメディアを使ってマーケティングをすること。
●オウンドメディアは自社でコントロールできる唯一のメディア
●オウンドメディアでできる4つのこと
①ブランディング
②顧客とのコミュニケーション
③来店誘導
④顧客間のコミュニケーション

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いかがでしたでしょうか?今後はさらに踏み込んだ、オウンドメディア構築に関する記事も予定しています。